Flux emergence workshop@Nice, France

フランスのニースで開催されたFlux emergence workshopに参加。
Flux emergenceとは、太陽の黒点が現れるときの現象を表していて、太陽内部で増幅された磁場のあつまり磁束(flux)が、表面に浮上してくる事をいう。

言葉にすると簡単だが、かなり多くの物理が絡み合っていて面白いので、基本的にはその現象だけで、研究会が二年に一回くらい開かれていて今回五回目らしい。

僕は初めての参加で、この業界の有名人達に会えて面白かった。

ゼロ日目
初めての指導教員と同じ飛行機で、やや緊張。
ニースには、夜八時くらいに着き次の日の発表の準備をちょっとして、夕飯も食べずに就寝。

一日目
ファンさん、ジューブなど、全球殻の熱対流に磁束をつっこんだってのが4つくらいあった。僕もやろうかと思ったけど、あまりにもやられすぎな上に、結果も面白くなかったので、やめておく。

自分の発表。何人かの人には驚きだったようで、わりあい好評。
あとは、鳥海、スタティスなど。。Flux emergence デテクト系はコメント厳しい。悪い事ではない。

夜は、マークチュン・マークデロサなどとフレンチレストランへ。ノリノリのおばさんに、服をぬがされそうになる。

二日目
指導教員と草野先生の発表あり。
国際学会で指導教員の発表見るの初めて。鳥海いわく固定ファンがいるとのこと。ごりごり進んでよい感じだった。
草野先生はさすがの貫禄。
午後のファンファンとマークチュンが代わりにやったレンペルの発表はこの研究会のハイライトではなかろうか。とくにレンペルのやつは、確実になにかを明らかにしていた。ただ、すべては明らかになっておらず、自分にもまだチャンスはあると確信。この発表を聞けただけでも、研究会に参加した価値有り。
とうぜんボブシュタインのもよかったがこの前聞いたのでまあまあ。
夜は、指導教員・鳥海・スタティスとフレンチ?へ。

三日目
午前は、地上望遠鏡もしくは、ひので衛星で捉えた小さいスケールの構造の話。
地上望遠鏡のすごいときはまじですごい。
まあ、そんなもんであんまり触手は動かず。ぼーっと聞く。

午後は、シャガールツアー。シャガールが生と死について描いた一連の絵に感銘をうける。
夜は、鳥海・スタティス・リンさんとスペイン風の海鮮屋さんへ。

四日目
コロナ磁場のextrapolationなど。
マークチュン色々やってて偉いなあと。
マンチェスターのはなかなか面白かった。

五日目
朝に鳥海とともにタクシーを広い空港で朝食。
お土産を買って、別れを告げる。
ニースからアムステルダムにいく飛行機のところにいくとボブシュタインがいた。
飛行機にのると、通路を挟んでだが隣の席だった。
さらに話がしたいから他の空いている席に移ろうと言われて、1時間半みっちり議論させていただきました。