インド到着から一日目・二日目

太陽物理の学術会議のためにインドに来ています。
今日の朝は5時半ころに起きて、かなり余裕をみて成田空港に来ましたが、放射線が怖い外国人たちが日本から脱出しようとしているのに巻き込まれて、それなりにぎりぎりになりました。

今回はマレーシア航空を利用して、クアラルンプール経由でインドのバンガロールへ。
マレーシア航空のCAさんはマレーシアの民族衣装みたいなやつを着ていることを初めて知りました。新鮮です。
今回はちゃんと気合い入れてWebチェックインとかしたおかげでかなりいい席に座れました。足のばし放題みたいな。さらに幸か不幸か隣の人がおらず、睡眠を妨げるものは何もなく、成田からクアラルンプールまでは体感的には2時間くらいでつきました。飛行機の中で、読んだシミュレーション天文学面白かった。ただ、書きながらじゃないとちゃんと理解できないので、ホテルに着いたらノートに書き写しながら読もうかな。

そんなこんなで、クアラルンプールについたものの、いきなり迷う。こんな空港で迷う人いないだろうけど、僕は迷いました。僕はH6ゲートに行きたいのだけど、どこにもHと書いてなく(実際には目の前に書いてあった)さまよい続けたけど、空港の人にこのゲートに行きたいと言ったらすんなり教えてくれた。クアラルンプールは日本語喋れるスタッフがいるのかはわからないけど、案内板は日本語で書いてある。

ここで5時間近く待たなければならず、今待っているところ。そろそろ飯食おうかな (2011年3月20日8:13クアラルンプール現地時間)

その後、3時間くらいかけて、クアラルンプールからバンガロールへ。
出国審査が終わった後に持ち物検査があって、金属をチェックされるんだけど、なんでいまから飛行機乗らないのに金属チェックされなきゃいけないんだ。とか思ってたら金属探知されてピーってなっても誰もなにもしないというてきとうっぷり。これがインドクオリティーか。

その後、出口でホテルの人に出会い。ホテルまで送ってもらう。この道中がかなり怖く。100マイル/hくらい出してたので時速160キロ/h出してたのかな。すごい怖かった。死の危険を感じました。しかし、何事もなくホテルに着きその日はそのまま就寝。

次の日、朝ご飯を食べにホテルの食堂に行くとちらほらと見たことがある人がいた。さらにはHAOでお世話になったファンさんもいて少し雑談。ホテルから会議のおこなわれている会場まではバスで送ってくれ、会場に着くとさらに京都大学の人などとあえて一安心。

初日は、観測機の話が多くそんなに面白くなかった。さらにまずいことにポスターを持ってくるのを忘れていて仕方なくポスターセッションの時は他の人の話を聞くしかなかった。チョウドリさんやカラックと初めて会うことができて、これからもよろしく的な話をした。これから太陽ダイナモをどうやって研究していこうみたいな話をしようと思ったけど、なぜかかわされてしまった。

そんなこんなで、その日のセッションは終わり、夜は理論家で集まってレストランで食事。僕の前にチェジョンチルが座っていたので色々話した。角運動量輸送はどうやって達成されているのかとかを説明を求められたので、説明した。よこにいたキチャチノフの方がよっぽど僕より詳しいだろうと思ったけど、なぜか僕が喋っている間黙っていた。あとはチャッタジーなどと色々とお話。カラックはそんなに数値計算に詳しくないような印象を受けたが、チャッタジーは結構詳しくて、いろいろと情報交換。もうちょっとキチャティノフと話をしたかったが、なぜかあまり話してくれなかった。もしかしたら僕が今投稿中の論文のレフェリーなのかなと勘繰っている。そんなわけでかなり夕食をたくさん食べた後は解散して、ホテルへ。その日はすぐに寝てしまった。

そして、会議二日目。この日は僕の口頭発表があり結構緊張。何しろ国際学会での口頭発表は初めてなのだ。さらにインド人の英語まるで聞き取れないし、困ったなあと思っていました。この日は太陽内部の話が多くて僕は興味を持てました。特にキチャティノフの話なんかはかなり重要で後でスライドを見返そうと思っているところです。昼食後からダイナモのセッションが始まり、僕は二番目。発表自体は思ったより時間が押していて最後の方早口になってしまったけど皆さん高く評価してくれたようで良かった。メールなどから、チョウドリが僕に過度な期待を抱いていることがかなりプレッシャーだったのだけど、多分満足してくれたのだと思う。そのあと韓国の学生さんたちと話したがチェジョンチルも僕の発表が良かったと言ってくれていたようだ。初めての発表にしては合格点がもらえたかと思う。オーストラリアの発表の時はもう少し練習しようとは思う。

夜はコンファレンスディナーで、学生で集まって、食事をとる。中のいい京都大学のイギリス人と韓国の学生と中国の学生がいた。観測の人がほとんどで研究の話ではそこまで盛り上がれなかったが、楽しい時間を過ごしました。


そのディナーが終わり今、ホテルこれから寝ようと思っているところです。発表が無事終わりかなり安心している。明日も腹痛になりませんように。