京都一日目

今日から京都で「宇宙流体力学のフロンティア」の研究会。基本的には粒子シミュレーションと磁気流体力学などの違う分野の人が集まって、交流しましょうというもの。僕もポスターだがいつもの内容で参加させてもらっている。

まず最初の発表は松元先生。

先週の金曜に事業仕分けによって、なくなったスパコンの話に内容が集中していた。
10ペタコンピューターを作れなくなった事について、まず意見が出たのは一つ10ペタを作るよりはたくさん1ペタを作る方がみんなが使えていいのではないかというもの。
しかしまた反対の意見ではやはり、今世界トップのスパコンが作れないならばこの先日本のスパコンの発展は終わるというものだった。つまり、10年後10ペタのスパコンをたくさん作ろうといっても作れない状況になるといっているのだと思う。
これはどうしようもない問題でなんとか国に抗議していくしかないのだと思う。

あと興味を持ったのは陰山先生の発表。

地球ダイナモの発表だったが、いかにエクマン数を下げるかというのが論点だったが一回の計算で10TBもの出力があるらしく大変そうだった。それを解決するために考えたのは計算しながら100万個のカメラを使って、動画を出力しながら行うというものだった。面白そうな考えだけど自分がやるのは大変そうだという印象だった。

あとは何回か聞いている政田さんの磁気回転不安定で太陽の差動回転を説明するというのが自分的には面白かった。

自分の発表はまあ時間がなかったのであんまりしていないが、桜庭さんは興味を持ってくれたみたいなので明日もういちど説明しようと思う。