tex環境などを整え

計算機移行のために、TeXの環境をMacでも使える様にした。いままでTeXWindowsのみでつかっていたので細かい所は勉強しないと分からないのです。わからなかったもしくはしっくりこなかったポイントは「Bibtex」と「DVIビューアー」です。

まず、bibtexの方は結構簡単。 今回はDropboxも利用して、共有をしようと思ったので

~/Dropbox

の下にtexというフォルダを作って(mkdir tex)、さらにその下にsty bst bibというフォルダを作る。
ここにそれぞれの雑誌などからダウンロードしたファイルなどをそれぞれ入れて、.zshrcなどに

export TEXINPUTS=$TEXINPUTS:/Users/hotta/Dropbox/tex/sty
export BSTINPUTS=$BSTINPUTS:/Users/hotta/Dropbox/tex/bst
export BIBINPUTS=$BIBINPUTS:/Users/hotta/Dropbox/tex/bib

と書けばよい。自分でつくった引用用のファイル(reference.bibとか)はbibというフォルダの下に置く。
さらに、emacsで引用をうまく使いたい時は

(add-hook 'latex-mode-hook 'turn-on-reftex) ; with Emacs latex mode
(add-hook 'LaTeX-mode-hook 'turn-on-reftex) ; with AUCTeX LaTeX mode
(add-hook 'yatex-mode-hook 'turn-on-reftex) ; with YaTeX mode
(setq reftex-default-bibliography '("~/Dropbox/tex/bib/reference.bib"))

と、.emacsもしくは.emacs.elに書く。
これでほとんどBibtexを使える様になる。


つぎにDVIビューアーだ。xdviを使えば特に問題ないのだけれどpictprinterというソフトがかなり良いのでこれを使うことにした。
まずはhttp://www.math.sci.osaka-u.ac.jp/~koiso/JTeX.htmlから、JTeX61c06などをダウンロードして、解凍した中にあるpictprinterをApplicationフォルダに置く。これだけだと、フォントが無くてほとんど開けないので、http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/systems/mac/textures/fonts/Computer_Modern_PostScript/cmps-macintosh.hqxhttp://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/systems/mac/textures/fonts/AMS.PS.fonts.sea.hqxから、フォントをダウンロードして、解凍して中身を~/Library/Fontsの下に置く。
http://homepage.mac.com/tkurita/scriptfactory/software/mi/TeXToolsFormi/readme/ReadMe.htmlがかなり参考になる。

核融合研究所での研究会

ちょっと前の話だけど(4月26日)、岐阜にある核融合研究所にて、研究会に参加して来た。
今回は招待講演ということで参加させていただいた。招待講演自体は3回目だけど、先生の力を借りずに呼ばれたのは始めてかな。

新幹線で名古屋まで行き、そこから中央線で多治見へ。そこでくぼさんといしかわさんと出会ったので、そばなどを食べ、タクシーで研究所に向かった。ここで、タクシー代はくぼさんにおごってもらった。

今回は、太陽の角運動量輸送の話をレビューしてくださいとお願いされたので、それをやった。この研究会のためにかなり勉強して、分かりやすい発表を心がけたおかげで太陽の人からは高い評価を受けた。(最後のスライドは余計で駄目とも言われた。)

あちらの人からは厳しい意見もあったけど、真摯に受け止めることにする。

他の研究発表はなかなか面白かった。
くぼさんの局所日震学の話は表面下の速度場と磁場の相関を見たみたいなやつで、僕も似たようなことをやりたいと思った。
また、実験の人で差動回転をつくりたいという人の話は面白かった。液晶でできるかなみたいな話だったけど、うまくいったら面白いかもしれない。対流と回転をどうにか電圧と液晶と回転で実現しようと言う物だった。

また、他の人の実験でレイノルズ応力と平均場のエネルギー交換を実際に観測しましたというのが面白かった。

研究会のあとはくぼさんといしかわさんと名古屋で飲ませていただいた。

Macports

Macportsというものをインストールした。前にもインストールしたような気がしたけど、されてなかったのでもう一度おこなった。
これは、Ubuntuのapt-getみたいなもので(多分)、いろいろと便利なのでインストールしました。

まず、Xcodeというものがインストールされていなければいけない。たいがいは、Macを買ったときについているDVDからクリックandクリックして、インストールできる。

次に、The MacPorts Project -- Download & InstallationMacportsのパッケージをダウンロードする。
中段のMac OS X Package (.pkg) Installerという項目のところから持ってくるのが良い。

ダウンロードしたものをクリックandクリックすれば、簡単にインストールできる。
これはコマンドでつかうものなのだけれど、インストール場所がちょっと変わっているらしい。
MacPorts Guideを見ると、/opt/local/bin:/opt/local/sbinらへんに置いてあるので、.bashrcとか.zshrcに

export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH

と書けばよい。また、manpathも以下の様に通す。

export MANPATH=/opt/local/share/man:$MANPATH

インド出張、写真版

インドの会議を写真を通して紹介のコーナー。今回は人物を中心にとったのであまり良い写真がなかった。基本的には人物の写真はアップしない主義。

まず、クアラルンプール国際空港の写真。かなり綺麗でよかった。無料のwifiも使えます。

お腹がすいたので食べた麺。何が日本人におすすめですかと聞いたら一番上に合ったのをさされて、てきとうに答えてるなと思ったのだけど、かなりおいしかった。

これがバンガロール国際空港。ここもかなり綺麗。帰りに銃をもった兵士を発見。怖い。台湾人のリンさんは'exciting'と言っていた。女性なのに強い。

これが、会議の会場であった、Indian Institute of astrophysicsというところです。綺麗な庭がある。



これが、発表会場。奥にある銅像を何回か本物の人と見間違える。

一日目の夜は理論家だけが集まって食事というのをチョウドリさんが企画してくれて、それに参加。(実は僕は理論家の卵です。)これがそのレストラン。

朝のインド。


泊まったホテルの入り口。毎朝会場までバスで送ってくれて、帰る時もバスで迎えに来てくれていいホテルだった。

顔を上げると上にはでかい植物

バスが出発するのを待っていると、

牛が!道ばたに普通に牛がいました。道に落ちてる生ゴミを食べてます。

三日目の夜は若手が集まって、お食事。ビールをたくさん飲みました。ビール大好きです。

バーベキューのお店です。ここの食事はおいしかった。

最後の日の会議が終わった後は友人と観光。

初タクシーに乗りました。強烈なタクシー

インド到着から一日目・二日目

太陽物理の学術会議のためにインドに来ています。
今日の朝は5時半ころに起きて、かなり余裕をみて成田空港に来ましたが、放射線が怖い外国人たちが日本から脱出しようとしているのに巻き込まれて、それなりにぎりぎりになりました。

今回はマレーシア航空を利用して、クアラルンプール経由でインドのバンガロールへ。
マレーシア航空のCAさんはマレーシアの民族衣装みたいなやつを着ていることを初めて知りました。新鮮です。
今回はちゃんと気合い入れてWebチェックインとかしたおかげでかなりいい席に座れました。足のばし放題みたいな。さらに幸か不幸か隣の人がおらず、睡眠を妨げるものは何もなく、成田からクアラルンプールまでは体感的には2時間くらいでつきました。飛行機の中で、読んだシミュレーション天文学面白かった。ただ、書きながらじゃないとちゃんと理解できないので、ホテルに着いたらノートに書き写しながら読もうかな。

そんなこんなで、クアラルンプールについたものの、いきなり迷う。こんな空港で迷う人いないだろうけど、僕は迷いました。僕はH6ゲートに行きたいのだけど、どこにもHと書いてなく(実際には目の前に書いてあった)さまよい続けたけど、空港の人にこのゲートに行きたいと言ったらすんなり教えてくれた。クアラルンプールは日本語喋れるスタッフがいるのかはわからないけど、案内板は日本語で書いてある。

ここで5時間近く待たなければならず、今待っているところ。そろそろ飯食おうかな (2011年3月20日8:13クアラルンプール現地時間)

その後、3時間くらいかけて、クアラルンプールからバンガロールへ。
出国審査が終わった後に持ち物検査があって、金属をチェックされるんだけど、なんでいまから飛行機乗らないのに金属チェックされなきゃいけないんだ。とか思ってたら金属探知されてピーってなっても誰もなにもしないというてきとうっぷり。これがインドクオリティーか。

その後、出口でホテルの人に出会い。ホテルまで送ってもらう。この道中がかなり怖く。100マイル/hくらい出してたので時速160キロ/h出してたのかな。すごい怖かった。死の危険を感じました。しかし、何事もなくホテルに着きその日はそのまま就寝。

次の日、朝ご飯を食べにホテルの食堂に行くとちらほらと見たことがある人がいた。さらにはHAOでお世話になったファンさんもいて少し雑談。ホテルから会議のおこなわれている会場まではバスで送ってくれ、会場に着くとさらに京都大学の人などとあえて一安心。

初日は、観測機の話が多くそんなに面白くなかった。さらにまずいことにポスターを持ってくるのを忘れていて仕方なくポスターセッションの時は他の人の話を聞くしかなかった。チョウドリさんやカラックと初めて会うことができて、これからもよろしく的な話をした。これから太陽ダイナモをどうやって研究していこうみたいな話をしようと思ったけど、なぜかかわされてしまった。

そんなこんなで、その日のセッションは終わり、夜は理論家で集まってレストランで食事。僕の前にチェジョンチルが座っていたので色々話した。角運動量輸送はどうやって達成されているのかとかを説明を求められたので、説明した。よこにいたキチャチノフの方がよっぽど僕より詳しいだろうと思ったけど、なぜか僕が喋っている間黙っていた。あとはチャッタジーなどと色々とお話。カラックはそんなに数値計算に詳しくないような印象を受けたが、チャッタジーは結構詳しくて、いろいろと情報交換。もうちょっとキチャティノフと話をしたかったが、なぜかあまり話してくれなかった。もしかしたら僕が今投稿中の論文のレフェリーなのかなと勘繰っている。そんなわけでかなり夕食をたくさん食べた後は解散して、ホテルへ。その日はすぐに寝てしまった。

そして、会議二日目。この日は僕の口頭発表があり結構緊張。何しろ国際学会での口頭発表は初めてなのだ。さらにインド人の英語まるで聞き取れないし、困ったなあと思っていました。この日は太陽内部の話が多くて僕は興味を持てました。特にキチャティノフの話なんかはかなり重要で後でスライドを見返そうと思っているところです。昼食後からダイナモのセッションが始まり、僕は二番目。発表自体は思ったより時間が押していて最後の方早口になってしまったけど皆さん高く評価してくれたようで良かった。メールなどから、チョウドリが僕に過度な期待を抱いていることがかなりプレッシャーだったのだけど、多分満足してくれたのだと思う。そのあと韓国の学生さんたちと話したがチェジョンチルも僕の発表が良かったと言ってくれていたようだ。初めての発表にしては合格点がもらえたかと思う。オーストラリアの発表の時はもう少し練習しようとは思う。

夜はコンファレンスディナーで、学生で集まって、食事をとる。中のいい京都大学のイギリス人と韓国の学生と中国の学生がいた。観測の人がほとんどで研究の話ではそこまで盛り上がれなかったが、楽しい時間を過ごしました。


そのディナーが終わり今、ホテルこれから寝ようと思っているところです。発表が無事終わりかなり安心している。明日も腹痛になりませんように。

サーバーに接続できないなどからGDLのインストール

地震の影響か。頼っていたサーバーがすべて使えない。(あ、アメリカは使えるだろうけどコード開発には遅い)
サーバーが必要な理由はIDLを使いたいということなので、フリーのIDL互換を目指したソフトウェアGDL(GNU Data Language)をインストールすることにした。

GDL - GNU Data Language

依存関係がたいへんなことになっているのでソースからインストールするのは大変そう。それでも最初は挑戦してしまった。
そんなとき、見つけたのが以下のサイト。

http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/~mikami/idltips/?%A4%BD%A4%CE%C2%BE#l6

MacPortsでインストールすると簡単らしい。
僕はMacPortsもインストールしていなかったので、まずはそこからインストール。

このページから自分のバージョンにあったMacを選ぶ。
The MacPorts Project -- Download & Installation

ダウンロードしたら、ダブルクリックであとは指示に従ってインストール。
このままだとまだ使えないので.bashrcや.zshrcに以下の記述を加える。

export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin/:$PATH
export MANPATH=/opt/local/man:$MANPATH

すると、portというコマンドが使えるようになるので

sudo port install gnudatalanguage

とすれば、インストールが始まる。今のところインストール中。追記予定。